2011年7月27日水曜日

2011.7.27(水) 抗がん剤をしないという選択

月曜に動きすぎたのか昨日の半身浴が長過ぎたのか、
昨晩はちょっと熱出てダウン。
あおいくんと一緒に早々に寝て、今朝には下がりましたが。
無理してるつもりはないのに、体調管理の難しさを痛感してます。


で、熱も下がったので予定通り今日はラドン治療に行ってきたわけですが。
そこの患者さんにはもちろん癌患者さんがいっぱいいて、当然顔見知りになる事も多いのですが
中には「抗がん剤も手術もしたくないから、これ(ラドン)で進行抑えてるのよ〜」
という人もけっこういます。
実際、末期の膵臓がんで開腹手術をして手の施しようがないとそのまま閉じられたというおじさまも
余命半年と言われながらも現在3年目、進行がstopしてるそうです。
すごいなー。


私は抗がん剤(化学治療)を今続けてます。
進行の早いちょっと特殊な癌で、発見から治療までとんとん拍子であれこれ選択する時間がなかったこともあるのですが、
『癌細胞を減少させる』ことが目的の抗がん剤を止めるというのは、ラドン治療に行きながらも考えられなかった。
だって、私にはまだ小さい子供がいて、まだまだ生きていたいという意思があるから。
(もちろん、抗がん剤をしないという選択に生きる意思がないわけではないです。)
だから、効けば進行を抑えられるし癌細胞を減少させてくれる抗がん剤に望みをかけて、今もまだ闘ってます。
抗がん剤は副作用が避けられないので、予後のQOLがガクンと落ちます。
私の場合は、それをサポートするために食事やらラドンやらで補っているというのが実情です。
だからこそ、日常の生活が送れているのですが。

ラドン治療は、進行を抑える事にはとても有効だけどだからと言って(癌細胞が)消えてなくなる訳ではない(中には完治した人もいるらしいですが)ので、残っている癌細胞に悪さをさせないように免疫細胞を活性化させるというもの。
決して完治するわけではなく、仲良くやっていこうよってもの。

しかし、それを思うと『化学治療をしない』というのはなんという勇気だろうと思うのです。
私もこの先、更なる抗がん剤投与という選択を迫られるかもしれない。(というか絶対そういう時が来る)
その時にどういう選択をしたらいいのか、とても悩ましいのであります。
西洋医学のデータをもとに、ちょっとでも進行ストップなり減少なりの可能性があるならそこに希望を託したいという気もある一方、
副作用で日々の生活が不自由になるという面の恐ろしさもある。


勇気と覚悟は、なんか近い場所にあるなーと思う今日この頃です。

4 件のコメント:

  1. まだまだ。大丈夫大丈夫。進め進め、まず進め。

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  2. まずは目の前にいる敵(的)を駆逐して、それから考えよう。
    化学治療がしたくたって出来ない人だっているんだから、そういう恵まれた?環境にあることに感謝の気持ちをもって出来るうちはやっていくのも一つの勇気と覚悟だと思う。

    副作用で日々の生活が不自由になったって大丈夫、その頃にはあおい君もしっかりサポートしてくれるぐらい成長してるよ、うんうん。

    入院中、抗がん剤が幹細胞を撃退しているイメージトレーニングも忘れずに。
    人間は気力でカバーできる事もある不思議な生き物なのです。

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  3. ■itazoさん
    まず進まないとね。うん、大丈夫。

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  4. ■nobsatoさん
    明日からラストの抗がん剤。憎っくき敵を根こそぎやっつけるイメージをしっかり持って挑んできます!

    ここまで化学治療が続けられたのは、ひとえにあなたのサポートのお陰です。本当に感謝です。
    副作用は心配ではあるけども、大丈夫。じわりじわりと回復していくはずだから。

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